フェルデンクライス メソッドによるレッスンを体験したことのない方にこのメソッドを言葉で説明するのはとんでもなく難しい。モ−シェ フェルデンクライスというおじさんは類い稀な贈り物を(たぶん神様から)もらって生まれた人に違いない。だって、怪我した足を切るしかないと医者に言われてどうしても切りたくなくてこのメソッドを編み出したというのだから。
赤ちゃんが生まれてから誰に教わるわけでもなく動いて、立ち上がって、歩き出し、言葉を喋るようになり、人間の仲間入りを果たすまでのプロセスに注目したそうな。私達だって赤ちゃんのそういう過程を目にしてるのだけど、赤ちゃんだから当たり前だと思っている。フェルデンクライス博士は赤ちゃんが神経組織を通して学習を成立させていく過程、つまり赤ちゃんはどうやっていろいろなことを学習していくのだろう考えたらしい。赤ちゃんは言葉をはなせない、もちろん字も読めない。なのに物凄い量の学習をやってのける。どうやって?赤ちゃんがジッとしていることなんてないのです。いつもいつも身体のどこかを動かしています。眠ってる時でさえ十分な呼吸をして身体を膨らませたりしぼませたりしています。
誰もがその過程を通ってきたのだからもう一度その過程を、同じ路を通ることでいつのまにか忘れてしまった人生最大の学習の仕方を自分の中に見い出すことができる。ということらしいのです。
ですからこのメソッドでは“動きを通して学び方を学ぶ”ということをします。「な〜に、赤ん坊のまねだって!た〜だねっころがっているだけじゃ〜ん。」と、鼻でお笑いになった方々、是非おためしあれ。今の自分がどんなに窮屈に生きているのかを感じるのにそんなに時間はかかりません。レッスンを重ねていくことでより心地よい人生に近付いているように感じています。
2001.5.14
それはとても不思議な出来事でした。ファイナルリハーサルのはじまりから何かが起こりはじめました。照明以外の光りが舞台をずうっと包んでいたように感じました。その光に包まれたなかでリハーサルが進み、いつもならどこかで怒鳴っている私がいるのに、今回は声のトーンが深く下がって待つ態勢に入ってしまいました。ファイナルですから待ってなんかいられないはずなのです。自分でもこれは不味い、何とかテンションを上げないと舞台がしょぼくれてしまう。と思ったのですが上がらないのです。1:30p.m
〜8:00p.mの間下がったままで、あそこはもう少しああしたいのにと思いつつ強く要求することを忘れたまま終わりました。
5日、本番第一部の途中で自分専用の楽屋に入って用事をしながら、ふとモニターに目をやりました。あまりの美しさにドキンとしました。床に放射状に寝てやっているところでその描き出している円がとてもきれいだったのです。その後は細々やることが出てきて舞台の袖からの覗き見でした。終演になって、パーティで何人かの人々と15分ばかり話して支払いが終わって、片付けが終わって、誰もいなくなってから稽古場に戻りました。7:30p.mぐらいでした。
稽古場では高校生以上の踊り手と客席にいた先輩と楽屋を手伝った先輩とで13人ぐらい集まっていました。打ち上げをしてて何だか皆幸せそうで笑いと涙が入り交じっていました。半分の人達はそのまま稽古場に泊まり、
次の日は後片付けして、終わったら第二部の踊りを全曲踊りまくって(約55分)、ビデオで第三部を見て8:00p.mに帰っていきました。
踊った人たちも観た人たちも口々に同じことをいいました。「たのしかった!」と。
13日の日曜日に反省会をしました。親も一緒です。お料理は手作りの持ち寄りです。1:00p.mに始まって8:00p.mに終わりました。まず食べて、反省らしきことを言って、フォークダンスを45曲ほど踊って、なんだか時間が止まったみたいになって、誰も帰ろうとしないのでどうしたのだろうと思ってしまいました。この時にも各家庭に届いていた言葉は「楽しかった」でした。
ある親が言いました。「第三部で感じたあのやわらかい感じは何だろう、何なんでしょうね。誰かがじゃアなくて皆が楽しそうにやわらかーく踊っているんですよ」と。
直径 15cm 位のローラーを4本壁に立て掛けて何ができるかな と思っていました。 11 才の男の子がそれを持ち出して遊びはじめました。 まず、1本に抱きついてみてコアラのようなかっこうをして寝ていました。 次に2本並べてその上に仰向けになって左足の膝を外向けて曲げて すやすやと眠りました(本当にです)。 次の日4本取り出して筏のように並べてその上に腹ばいになって ゴロゴロとしてるうちに手を使いだし、足を使いだし、移動しはじめました。 前進後退しながら手足を宙にあげました。 突然立ち上がってローラーから少し離れたところから ローラーに向かってダイビングをはじめました。 ここで女の子達(4人)がダイビングに参加してキャ〜!という歓声があがりました 。 そしたら男の子はダイビングのスタイルを変えました。 なんと正座です。 女の子達は言いました。 「それ膝が痛そうだからやらない」でも男の子は続けました。 なかなか膝の着地がうまくいきませんでした。 わたしはダイビングは恐くて嫌だけど膝の着地は出来そうな気がしたので、 そこだけやってみました。うまくいきました。 男の子はまねしてそこだけ何度かゆっくりやって自分の着地を見つけ、 正座ダイビングを完成させました。 女の子達が仰向けでもできないかと考えたみたいです。 でもさすがに飛び込むのは恐いらしかった。 それで仰向けに寝てみました。バンザイしました。 そしたら誰かがその腕を引いたのです。また歓声があがりました。 次々と交代しながらキャーキャー言ってたら、 誰かが足を引っ張ってみようと言って今度は足になりました。 「ねえ、ゆっくりひっぱって!」「これ、たのしいよ」 「でもさ、はやいのもおもしろいよ」「センセイ引っ張ってみて」 「あっ、これ気持ち言い、あっ、あっ うう〜ん」 「なんかちがうぞ」「あたしやる」「あっ、いい、いい、にてる」
以来時間があるとローラーはおもちゃとしてかり出されています。 私もこのF I ( ?)をやってもらっています。かなり良い気分になります。